パニック障害が釣りで改善した話[実体験]外出できなかった自分が変わるまで|1年間の記録

一番最初の記事でパニック障害になったことは書きましたが、
今回は実際にリハビリとして釣りを始めてから、
どのように回復していったのかを書いていこうと思います。


① 発症直後の生活

最初は外出も出来ず、常に「発作が起きたらどうしよう」という恐怖に支配されていました。

毎日が絶望のような感覚で、
睡眠薬がないと夜は動悸で眠れず、
昼間は家でただぼーっとするしかない生活でした。


② 釣りを始めたきっかけ

釣りを始めたのは妻の提案です。

これも最初の記事に書きましたが、
外に出ることから逃げ続けると、このまま治らないということは自分でもなんとなく分かっていました。

そこで、勇気を出して釣りについて調べてみることにしました。


③ 少しずつの変化

最初の頃は一人で外出するのが怖かったため、
家族についてきてもらいながら釣りに行っていました。

運転も妻にお願いし、
なるべく人の少ない平日の昼間を選んでいました。

そんな中でも、魚が釣れると純粋に嬉しく、
「次はここに行きたい」と思えるようになり、
少しずつ外出することへの恐怖が薄れていきました。

その後は、
人の多い釣り場に行ってみたり、
勇気を出して隣の釣り人に話しかけたりと、
自分なりにパニック障害と向き合うことが出来るようになっていきました。

もちろん、釣り場で動悸がしてすぐに帰宅したこともあります。

それでも「無理をしない」ということだけは常に意識していました。


④ 釣りにのめり込んだ1年間

2月に休職してから翌年の1月まで、
約1年間の休職期間がありました。

その間、体感では150日ほどは釣りに行っていたと思います。

自分には釣りしかないという気持ちで、
がむしゃらにのめり込んでいました。

1年も続けていると、
季節ごとの魚を狙うようにもなっていきました。

6月頃には、初めて一人で夜釣りにも挑戦しました。

鰻釣りです。

家の近くの川で竿を3本出し、
鈴をつけて当たりを待つシンプルな釣りでした。

この時は釣れませんでしたが、
「一人で夜に外出できた」ということが大きな一歩でした。

妻もとても喜んでくれていたのを覚えています。

その後も7月中旬頃まで通い続け、
1ヶ月ほどで釣れた鰻は1匹だけでしたが、
その時の感動は今でも忘れられません。


⑤ 体調の変化

この頃から少しずつ体調にも変化が出てきました。

まず、毎日飲んでいた薬を減らすことが出来ました。

正直、これは少し不安もありましたが、
精神的に安定してきた感覚があったため、
試しに睡眠薬なしで寝てみることにしました。

すると、意外にも普通に眠ることが出来ました。

もちろん日によっては薬が必要な日もありましたが、
徐々に減らしていくことができました。

ただ、薬を減らした影響で、
頭を動かすとビリビリとした違和感(いわゆるシャンビリ)が出ることもあり、
体調が優れない日もありました。

それでも、

竿に鈴をつけて当たりを待つ時間
波の音や潮風を感じる時間
ただ目の前のことに集中する時間

こういった時間が、不安や不快感を忘れさせてくれました。


⑥ 釣りがリハビリに良かった理由

実際にやってみて、釣りはリハビリにとても向いている趣味だと感じました。

・一人でもできる
・体調が悪くなればすぐに帰れる
・人混みを避けられる
・自然の中で気持ちが落ち着く
・何かに集中できる時間がある

自分の場合は、もともとハマりやすい性格ということもあり、
それも含めてすべてが良い方向に動いたのだと思います。


⑦ そして現在

1年間釣りを続けたことで、
「そろそろ仕事に復帰できるかもしれない」という自信が出てきました。

一人で釣り場に行くことも怖くなくなり、
動悸やシャンビリの症状も落ち着き、
外出そのものへの恐怖がなくなっていました。

その後、意を決して退職の連絡をし、
新しい職場への就職活動を開始しました。

そして無事に、現在の職場に就職することが出来ました。

そこから4年が経ちます。

今でも体調が優れない日もありますが、
そんな時は「次の休みは釣りに行こう」と楽しみを作りながら生活しています。


まとめ

パニック障害の回復方法は人それぞれだと思います。

釣りがすべての人に合うとは限りません。

それでも、自分にとって釣りは間違いなく大きなきっかけになりました。

もし同じように悩んでいる方がいれば、
一つの選択肢として参考になれば嬉しいです。

パニック障害になった当時のことについては、こちらの記事で詳しく書いています。

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